ボードゲームレビュー
交易王



プレイ人数:2~4人
対象年齢:12才~
プレイ時間:30分
デザイナー:Reiner Knizia (ライナー・クニツィア)

自分の積荷が高く売れるように市場の相場を操作してお金を稼ぐゲームです。
場には6枚の交易品カードが横一列に並んでいます。
これが市場の相場です。
例えば上の写真では赤(銅)が2枚あるので、今は赤が一番高く売れるというわけです。
各プレイヤーは船を二艘持っていて交易品コマを各船に1個ずつ積んでいます。
手番では手札の交易品カードのうち一色を選んでを市場に並んだカードの上に1枚ずつ並べていき、相場を操作します。
上の写真の場合、もしこのとき自分が赤のコマを船に積んでいたなら、手札から赤4枚を出して市場を全て赤に変えてしまえば、自分には6金が入ります。
船は二艘持っているので二艘とも赤のコマを積んでいたなら12金が入ります。
このように、自分が有利になるように市場を変えていくわけですが、面白いのは、お金が入る時には自分だけでなく、他のプレイヤーも同時にお金が入るところです。
先ほどの例で言うなら他のプレイヤーにも赤のコマを積んでいる人がいれば、その人にも同じように6金が入ってしまいます。
なので、他のプレイヤーが持っていない交易品コマを自分だけが持っている時が大差をつけるチャンスなわけですね。
ん~面白い!

また、稼いだお金で強力な特殊カードを買ったり、船の数を増やしたりもできます。
お金を一番持っている人が勝ちなので、勝利点でもあるお金を、買い物に使うか置いておくか、というところも悩ましくて面白いです。

まちがいなく面白いのですが、我が家ではウケが悪いです。
それはたぶん、テーマとビジュアルの地味さだと思います。
コマもただのキューブだし。

2015年6月


私の五つ星評価(★5つで満点)
総合評価★★★★☆
コンポーネント----不満はありません。
ビジュアル----地味です。絵もよく見たら下手ですが、雰囲気は出ています。
初心者へのお勧め度★★★☆☆
上級者へのお勧め度★★★★☆


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