ボードゲームレビュー
スモールワールド



プレイ人数:2~5人
対象年齢:8才~
プレイ時間:40分~80分
デザイナー:フィリップ・キーヤーツ

個性的な能力をもった様々な種族が領地を奪い合います。
コンポーネントの数が多く、一見複雑そうに見えますが、実は根幹の部分はとってもシンプルで、持ちコマを土地に配置して、その後自分の土地の数だけお金がもらえます。
各種族にはいろんな能力があります。
ジャイアントは山岳地帯周囲の土地を少ない数で支配できたり、
オークは誰かの土地を侵略したらその数だけ追加でお金がもらえたり、
ラットマンは何も能力が無い代わりに一番多くの数が使えます。
こう言った種族が元から持っている能力に加え、ランダムに特殊パワーが付きます。
上の写真では右に縦に並んでいるのがこれから選ばれる種族なのですが、パネルが左右2つに分かれてますよね。
右が種族のパネルで右が特殊パワーのパネルパネルの凹凸がピッタリ合うようになっています。なんかワクワクしますね。
特殊パワーというのは、「○○の」のような名前がついていて、例えば「森の」は支配している森の数だけ追加でお金をもらえます。
「ドラゴン使いの」は誰からも支配されないドラゴンのコマが1つ使えます。
これらが種族のパネルと合体して「ドラゴン使いのジャイアント」とか「森のスケルトン」となるわけです。
種族が14種類、特殊パワーが20種類あるので、これは相当な回数遊べます。
人数分の種族と特殊パワーの一覧表が付いているので、全てを覚える必要はありません。
あとこのゲームのキモになるのは、「衰退」というルール。
種族のコマは侵略されてどんどん数が減っていくので、適当なところで見切りをつけて衰退させます。
衰退させると、コマを裏返して、それ以降は侵略ができなくなります。
そして次のターンでプレイヤーは新たな種族をえらんで、また侵略を始めるのです。
この衰退をえらぶタイミングが悩ましく、面白いですね。
もう5年くらい前に買ったゲームですが、我が家では今でもリピート率のあるゲームです。
2015年6月


私の五つ星評価(★5つで満点)
総合評価★★★★★
コンポーネント----質は良いですがチップケースに入れたチップが取り出しにくい!
ビジュアル----上手くはありませんが綺麗です。
初心者へのお勧め度★★★☆☆
上級者へのお勧め度★★★★★


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